狂言 野村万作・萬斎の舞台

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狂言を観劇

7月14日の夜、夫と2人で大阪市内にある大槻能楽堂で開催された「野村万作萬斎狂言会」の観劇に行ってきました。
今回の狂言会には、萬斎さんのご長男、裕基さんが2004年に「靭猿」の子猿で大阪舞台デビュー以来、12年ぶりのご出演だそうです。
「靭猿」は、野村家の跡継ぎが、3歳で子猿の役でデビューする貴重な演目で、万作さんも萬斎さんも3歳で子猿を演じました。

「靭猿」は観に行ったので、私も12年ぶりの狂言鑑賞です。

初めての能楽堂!

大槻能楽堂

20代中頃から、歌舞伎が好きで1人で観に行ってましたが、結婚後から2年前までご無沙汰してました。
夫婦2人で観に行こうと思っていたので、価格面で、一気にハードルが高くなってしまいました。

それで、目先を変えて歌舞伎よりもチケット代が安い、狂言を観に行くことにしました。
今から15年前の話です。

狂言師 野村萬斎という非凡な役者

狂言を観てみようと思ったきっかけは、2001年に公開された映画「陰陽師」。
主演の野村萬斎さんの動きの中での衣装さばきや、所作の美しさに目を奪われました。

厳しい稽古を経て、人を魅了する役者「野村萬斎」を作り上げられたのでしょうね。
インタビューや著書から、狂言に関してはとても厳しく、妥協されないという印象があります。

大阪で公演があった時に思い切って、観に行きました。

当時の演目は忘れてしまいましたが、公演が始まる前に野村萬斎さんが狂言について簡単に説明されました。
狂言については何の知識も持たずに観に行ってましたので、大学で授業を受けているような感じで助かりました。

狂言を広めるのには、こういう地道な活動が大切になりますね。

狂言の独特な「決まり事」

書き始めたら専門的なことが、たくさんあります。
初めて観に行くときは、この2つを知っておくだけで大丈夫だと思います。

「このあたりのものでございます」で始まる狂言

この言葉には意味があって、野村萬斎さんが説明されています。

簡単な言葉だけど、凄く深い意味があって、どこの場所に行っても「このあたりのものでござる」って必ず言うんですよ。
ということは、「見ているお客さんと私は違いはありませんよ」「私は貴方の鏡ですよ」という宣言をしているということ。
着物を着ていても、現在暮らしているお客さんと同じだと言っているんですね。

出典:ANA WORLD AIR CURRENT 「LONDON」http://www.j-wave.co.jp

太郎冠者という毎回出てくる役柄

狂言に登場する役柄のひとつ。
狂言においては主に仕える召使いの筆頭として登場するが、演目によってその性格は大きく異なる。

出典:Wikipedia-太郎冠者 https://ja.wikipedia.org

慣れないうちは「誰?」と思わず、「ああ、太郎冠者、主役の召使ね」くらいで観ておくと大丈夫です。

今回の狂言会は、合間に人間国宝の野村万作さんが、狂言のせりふや言葉についてのお話をされました。

狂言は、せりふ劇です。
言葉の意味が深いので、セリフを流して聞いてちゃダメだなという印象をお話を聞いて感じました。
せりふに気を配るのは、1ランク上の狂言の楽しみ方になると思います。

狂言は、笑うことが多い楽しい演劇

狂言は、何も知らなかったら堅苦しい印象です。
歌舞伎もそうなんですが、なんとなく敷居が高いイメージ。

狂言は、喜劇なんです。
観に行くと笑える面白い場面が多いと思うのでお勧めです。
例えば、映画を観にく機会を思い切って、狂言の観劇に変えてみても良いかも。

最近になって、歌舞伎は1人で観に行けば良いという事にようやく気がつきました。
年に数回歌舞伎を観に行ってます。

20代の頃は、気が付かなかったのですが、歌舞伎の演目の中には、歌舞伎には、能や狂言を歌舞伎化した「松羽目物(まつばめもの)」と呼ばれる演目があります。

良く知った狂言の演目が歌舞伎で演じられているので、すんなりと話が入ってきます。
思いもかけず、同じ演目を違った角度で学ぶことが出来ていました。

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